2021-05-10

もうすぐ新緑の季節!なんで新緑はキラキラ輝くのか考えてみた

こんにちは。山と川と暮らし(@yamakawakurashi)です。

標高1150mにもやっと桜前線が到着、日に日に色彩が増えていく森を眺めてこれからやってくる「爆発する新緑の季節」にわくわくしている今日この頃。

「山と川と暮らし」は、標高1150mほどの山のふもと、ちょうど本州の真ん中あたりに暮らす夫婦(30代)+犬の屋号です。狩猟をする私、釣り好きな夫、犬はイーヨーみたいなセッター。

ここの新緑は、思わず「生きててよかった…」と口に出ちゃうような美しさ。なんでそんなにきれいなのか、私なりに考察してみました。

生命力あふれる5月の森

この標高1150mの地では、長い長い冬を経て、やっとサクラが咲くのは4月末。

桜
▲ 2019年5月7日撮影

さみしかった景色が一斉に色とりどりになったかと思うと、こんどはどんどん緑が増えます。

新緑の小川
▲ 2018年5月11日撮影

樹種や樹齢によって芽吹きのタイミングがあるようで、小さい木から順に葉っぱが出始めて。5月1日から末までの1ヶ月間で、あらゆる木々の葉っぱが出そろいます。

▲ 2018年6月7日撮影

植物だけではなく、鳥のさえずりとエゾハルゼミの合唱、生き物たちは子育て準備でバタバタと忙しそう…

スズメ
▲ 2019年6月29日撮影

シンプルで静かな冬の森から、混沌として活気にあふれた夏の森へと、急ぎ足で変化します。(なので、「変化を見逃すまい」と、5月はカメラ片手に写真を撮りまくるのです)

見惚れる標高1150mの新緑

昔、この地域は木炭作りが盛んだったらしく、そのおかげか近所にはナラ(ミズナラ・コナラ)が圧倒的に多いです(どんぐりがなる木って言えばイメージが着くかな)。

どんぐり
秋にはどんぐりがゴロゴロと

ナラは他の木々が葉を広げるころにやっと芽吹き、秋の紅葉もワンテンポ遅く、「のんびりさん」なイメージがあります。

ナラの紅葉
ちょっと遅れて色づく、紅葉も美しい

めまぐるしい変化の中で、堰を切ったように芽吹くナラの新緑はひときわ美しくて。見ているだけで本当に幸せな気持ちになります。

▲ 2018年5月10日撮影
新緑の森
▲ 2018年5月10日撮影
▲ 2018年5月14日撮影
新緑の森
▲ 2018年5月18日撮影
▲ 2018年5月21日撮影
▲ 2018年5月21日撮影
▲ 2020年5月22日撮影
▲ 2020年5月29日撮影

かがやきの本質におどろく

ここの新緑は、葉っぱ自体が発光しているじゃないかと思うほど「きらきら」しています(写真ではうまく伝わらないのがすごく残念…)。

その「企業秘密」はなんだろかと真剣に考えたことがあって。

あるとき発見したんです。

ナラの新芽はとっても「ふさふさ」!!

ラムズイヤーばりにふさふさです。
(ラムズイヤーって「ウサギの耳みたい」って意味かと思ってたら「ヒツジ」でしたね。ラムだもんね。)

よく見ると、表面に細かい産毛が生えているので、植物とは思えないほどふさふさで触り心地が良い。

▲ 強風で落ちた葉っぱを乾かしたら、より動物感が出ました

この細かい産毛に光が乱反射する結果、「葉っぱから光が出ている」と錯覚するほど輝くのだと考えました。

新緑、ナラ、ミズナラ

たくさんあるから圧巻

実は、若い葉っぱがふさふさしている木なんて、他にも結構あるのかもしれません(樹木そんなに詳しくない)。でも、他の葉っぱに紛れるとそれほど目立たない。

たくさんあるからこそ見えてくる景観なんだと思います。

▲ 昔、北海道で見たカラマツの紅葉も圧倒的黄金色できれいだった2010年11月7日撮影

まとめ:ナラの新緑はキラキラ輝く唯一無二の景色

例年だと5月15日前後で見頃をむかえます(今年は少し遅い気がするので20日ごろがちょうどいい?)。

▲ 2020年5月18日撮影

一瞬で通り過ぎる標高1150mの景色を逃さず記録していきたいと思います。

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