2021-02-05

【備忘録】山と川と暮らし家の「薪作り&薪消費の記録」

我が家には薪ストーブがあります。
薪ストーブライフに憧れる方は多いと思いますが、以外と知られていないのは、どれくらい薪を準備したらいいのか?ということ。

山と川と暮らしの家は、2019年春に今の家に引っ越し、今年で2年目の冬。1年目は薪の準備ができず、2年目の春から薪を調え、現在なんとか薪ストーブライフを楽しめています。

単なる備忘録ですが、いつからどれくらい準備してどれくらい使うのかの目安に、我が家の例を参考にどうぞ。

薪、どうする?

2019年4月に引っ越してきたこのおうち。薪ストーブがついていて、前に使っていた人はおがくずを固めた薪代わりの燃料を使っていたよう(別荘だけど月1は利用していたそうです)。

薪の準備どころか、引っ越しの荷ほどきと片付けと仕事で結構バタバタしていて、あっという間に1年目のストーブシーズンに突入。この家で初めて迎える冬は灯油の温水ヒーターをメインで使用しました(これも元々この家に着いていた)。

薪ストーブがなくても過ごせないこともない。でも、使いたい!
友人から分けていただいた薪を細々と焚いて使いました(だいたい4立米くらいだったかな?)。

温水ヒーターと薪ストーブでは部屋の暖まり方が全然違って(このあたりの魅力を語り出すと長くなるのでまた今度)。2年目から本格的に薪ストーブを使えるように薪の準備を始めました。

乾いていないと燃えない

これも知らない人が多い、樹は伐ったばかりだと水分を多く含んでいるため全然燃えません。

理想的な水分含有率は20%以下
切られてすぐの生木は、その50%が水分です。その木を薪として燃やすには20%以下まで乾燥させることが大切になります。十分に乾燥していない薪ではストーブの性能を十分に引き出せません。暖まりにくいうえに、燃やすとクレオソートやススが多く発生し煙突内に付着。煙突掃除をこまめにしなければ煙突火災の原因にもなりかねません。
薪は割られることにより空気に触れる表面積が大きくなるので、より早く乾燥させることができます。割った薪は風通しが良く雨のあたらない屋根の下で、少なくとも12~18ヶ月は乾燥させてください。太さや樹種にもよりますが、冬に切って2年間乾燥させた薪が理想の薪といえます。

出典:ファイヤーサイド「薪について」
https://www.firesidestove.com/howto/firewood.html

最低でも1~1年半は乾燥させないと理想的な含水率(20%以下)にならないそう。

…え、春から準備しても冬に間に合わない。今年は購入するか?

むむむ、と思っていた2020年春「梅雨までに割れば燃えないこともない」情報を入手。(※燃えないこともない=乾燥が不十分なので、おすすめはしない)

幸い、引っ越してきた年に伐った庭の木が少しある。あと、職場のつながりで剪定した原木を分けてもらえる環境でもある。そして、前の住人が使っていたチェンソーも斧もある。

チェンソーなんて使ったことなかったけど、実家の父に聞いたら教えてくれる&手伝ってくれるとのこと。職場のつながりで薪割り機も貸してもらえることになりました。

父に手伝ってもらい、3人がかりで1日。

2020年5月11日:この日までに集めてきた原木たち
チェンソーで切って、薪割り機で割って、終わったのは夕方7時…

すごい薪いっぱいできた!と喜ぶ私は、このときまだよくわかっていませんでした。実はこれじゃ全然足りないのだよ。

薪を数える単位「立米」

ホームセンターでは束売りしている薪、数えるときは束ではなく「立米(りゅうべい)」単位で数えるらしい。会話の中でしか聞いたことなかったので「りゅうべい」とは薪を数える単位だと思っていたら、立方メートル(㎥)、縦×横×高さのことでした。なるほど。

…って言われても、全然量のイメージはつかない。

我が家では、1年目にとりあえずでファイヤーサイドさんのログラック(小)を購入&知り合いからもらって薪棚として使っていて。

ファイヤーサイドログラック(小) Log Rack
SPEC
サイズ:W1260×D340×H1250mm
容量:約25〜30束

出典:ファイヤーサイドhttps://www.firesidestove.com/
これで大体0.5立米

サイズから縦×横×高さを計算すると0.5355=だいたい0.5立米、2つで1立米くらい。なんとなくつかめてきたぞ。

薪を保管する場所をつくる

薪は屋根のある風通しのいいところに置かないと乾きません。なので、薪作りと同時に保管する場所を確保しなければ。

2019年に5立米位入る大きめの薪棚を道路沿いにつくりました。基礎から整地して、立派だけど手間がかかって大変そうでした(夫が作ってくれた)。

日当たりの都合や、室内への運びやすさで場所を変えたくなるかもしれないし、簡易的なものをたくさん作る作戦に変更。

最低でも2冬分(乾燥済みのすぐに燃やす薪+乾燥中の翌年燃やす薪)、余裕があればさらにその翌年分も置けると安心。

どれくらい準備するのかいろいろ相談して(夫が)、だいたい1立米が入る簡易的な薪棚を11個作成。家の東側に10個ずらり。簡易的と言っても圧巻。

5立米入る立派な薪棚
約1立米の簡易的薪棚

小さなログラック(0.5立米)が計3つ+立派な5立米+簡易的な1立米が11個=17.5立米くらい。私の勤務形態が変わって家に居ることが増える分、一日中薪ストーブを焚くとして、それでも2年はもつかなぁくらいの計算らしい。

「ええ、そんなにいるん?」

このときは、半信半疑。

あれ、でもたしかに、雪が解けてからご近所ではチェンソーの音がどこかしらから常に聞こえていて(周りの家もほとんど煙突がついている)。

犬の散歩をしていると庭に大量の原木が置いてある家もあって。少しわけてほしいなあと思うけど、よくよく聞いてみるとあげる余裕はないよと。

こりゃ大変だ。今あるのは5立米の半分。
箱ができて、より実感する我が家の薪はまだ全然足りない。

追われる薪作り

あっちで樹が出ると言われれば、軽トラで駆けつけて。本当は、樹種によっても乾燥にかかる時間が違うし、火の持ちも違います。でも、あんまり細かいことを気にしてられないし、どれくらい違うのかもよくわかってないので選り好みなくもらえるものはもらいました。

伐ったばかりではなく、数年経っているものの方が乾燥してるのでは?ということから、3年くらい前に切り倒されてほったらかしの原木をいただいて。

「軽トラで運ぶ→チェンソーで玉切り→薪割り機で割る→薪棚に積む」これが結局雪が降るまで続きました。春からずっと薪作りに追われていた気がします。

タイヤのパンクにおびえながら運ぶ原木
実は、ものすごくストレス発散になる薪割り機

もうすでに薪ストーブを使いつつ、すべての薪棚がいっぱいになったのは12月中旬でした。

これだけたくさんあると、いつ割った何の樹種か忘れちゃうので、ピンクテープに書いて、次どれを使ったらいいかがわかりやすいようにしています。

薪をつかう

薪の使用量は薪ストーブを焚くかどうかで決まります(当たり前だけど)。
寒ければ焚くし、家に居なければ焚かないし。ということで、我が家の薪ストーブ使用環境はこちら。

寒さ

このあたりでは「お盆過ぎれば秋」と言われます。実際、お盆過ぎると最低気温15℃前後、9月末からは10℃前後となるので、9月に入ると朝・晩はちと肌寒く、ちょっとずつ暖房を使い始めます。

ゴールデンウィークごろまでは朝、氷点下なことがあるけど、中旬過ぎると日中25℃を超す日が出てきて5月いっぱいは焚いたり焚かなかったり。結局6月中頃まで暖房はしまえません。

※補足情報1:北海道の家はあたたかく、暖房をガンガン焚いて真冬でも半袖でアイスを食べる文化(?)がある。北海道の文化にあやかり、我が家ではたいてい室温16℃を下回ったら暖房をつけたい。

※補足情報2:スイッチ一つでついてくれる温水ヒーターがあるので、肌寒いくらいだったらそっちを使用。薪ストーブはパワフルで芯まで温まるけど、部屋が暖かくなるまで時間がかかる&暑くなりすぎる。9・4・5・6月は温水ヒーターの方が使いやすいかも。

在宅状況

9・10月はちゃんと働いていたので、ほぼフルタイム月8日休み、日中は家に居ません。11月も月8休みくらいだけど16時には家に居ることが増えました。12月からはほぼ休み、家に居ることがほとんど。

使用状況

で、結局どれくらいのペースで使ったかと言うと。

9・10月は、それほど寒くないので薪ストーブの出番は18時頃から23時頃までの間。9月下旬頃からほぼ毎晩。朝はやっと暖まったところで出勤になるので、薪ストーブは焚きません。休みの日は朝(6~9時頃)少し焚きます。

頑張ってこしらえた薪を使い始めたけど、長い長い梅雨のせいもあり、やっぱりあんまり乾いていなかったようで…。時期的にもそれほど寒くないからガンガン焚くより細々焚きたいけど、温度を上げないと燃えてくれないジレンマが。

職場の先輩に「薪が燃えないんです」と相談すると10・11・12月に一気に乾燥が進むからそれまで頑張れとのこと。

たしかに、秋になると雨の日が多かった9月を帳消しにするように晴天続き。とっても気持ちいい。薪割りも、もりもり進みました。

11月は時短出勤で寒さも日中10℃前後の日もあり、ときどき日中も焚くようになります。これくらいから薪にすんなり火がつくようになってきました(3年ほど原木の状態で放置されていたのを6月ごろ割ったもの)

12月は、家に居ることが増え、ストーブの出番も増えました。特に年末年始は朝-10℃以下、日中も-5℃前後の日が続いたのでずっとガンガン焚いて部屋はぽかぽか、薄着でまったり過ごせました(このときは1週間で1立米使った気がします)。

1月は消費の濃淡はあれど一日中火を絶やさずに焚き、消費のスピードが加速。3年ほど原木で放置されていた薪の終わりが見え始め、春に伐った薪を使い始めたけど、火付きが悪い…。燃えないこともないけど、煙突からすすがはがれて落ちるカラカラ乾いた音が頻繁に聞こえるようになりました。煙突火災とか、ちょっと心配。

合計どれくらい使ったか

記憶をたよりに計算してみたところ、今シーズン6立米くらい使っています(2月4日現在)

ちなみに手帳の走り書きメモには1月8日の段階で3.5立米。厳冬期の約1ヶ月、ほぼ家で終日焚いて2.5立米使ったようでした。

ちょうど2月3日立春は、冬の折り返しのイメージ。だんだん暖かくなるし、なんとなく残り3立米くらい使うのかなーと思うと、ひと冬で合計9立米。ふた冬で18立米。うちの薪棚の総容量は17.5立米。2年分はちょっと足りないか。

まとめ

厳冬期最低気温-10℃以下、終日氷点下の場所で、日中も焚きっぱなしの場合、2月までで6立米使いました。春までの1シーズンでは、9立米になる予定。

なによりやってみてわかったのは、薪のストックがなかったので一気に2年分薪を割らねばならず、結構しんどかったということ(新しいことを覚えるのはわくわくするし、発見がいろいろあって総合的には楽しかったけど)。

近所の薪ストーブユーザーは楽しめる範囲で薪作りを、足りない分は買って補足する人が多いです。無理なく、楽しく続けるのが一番大切な気がします。

あと、メモって大事。どれくらい使ったかちゃんと記録を取ろうと思いました。

この記事もメモ代わりに記録として、ついでに誰かの参考になれば幸いです。

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