カモシカはかわいい!けどかわいいだけじゃない?野生動物との付き合い方を考える
こんにちは。山と川と暮らし(@yamakawakurashi)です。
カモシカがかわいいと言うことについて、紹介します。お暇な方は読んでみてください。
カモシカがかわいすぎる件について
カモシカという動物をご存じでしょうか?
名前にはシカとついていますが、分類的にはシカよりもウシに近い動物です(だから今年の年賀状はカモシカのドあっぷを送りました)。
スマホの待ち受けもパソコンの壁紙もカモシカでした(残念ながら、今は一部愛犬に押されつつありますが)。インスタもTwitterもアイコンはカモシカです。だって、かわいいから。
カモシカのかわいさたる所以を紹介していきます。
もこもこしたおしり
このもふもふのおしり!
どこかで似たようなものを見たなー何だろなーと思い返すと秋田犬のそれでした。
https://akitainunosato.jp/publics/index/20/detail=1/b_id=371/r_id=16/▲
大館市観光交流施設「秋田犬の里」さん:秋田犬だよりより
シカやイノシシの毛は1本1本がゴワゴワして触り心地はあまりよくないです。
カモシカはおそらくふわふわでしょう(実際は触ったことないけど)。
有刺鉄線や木の枝に残された毛を見る限り、犬なんかで言う「ダブルコート」になっているよう。
見つめ合う時間が長い
イノシシは、たいてい向こうがこちらの存在に気がつくと一目散に逃げていきます。
シカの場合、距離がある程度あれば「木化け」してやり過ごす時もあれば、逃げて距離を保った上でこちらの様子を見ることもあります。
カモシカの場合は、近距離でもまず動かない…
木化けしているつもり?(全然隠れてないけど)
カモシカは近眼だからよく見えていないという話を聞いたことがありますが、本当か定かではありません。
のそのそしている
しばらく見つめ合った後、のそのそと逃げていきます。
しかも、ときどきこちらを振り返りながら。
ずんぐりした体型もどこか秋田犬に似ているような…。
個体差がはっきりしている
カモシカの最大の特徴と思うのが、体色のバリエーションが豊かなこと。
白っぽい子から茶色っぽい子、黒っぽい子とバリエーション豊かです。
日本に居る哺乳類で、同じ種なのにここまで体色が異なる野生動物はおそらくカモシカくらいかと思われます。
1個体ずつでなわばりを持っているようで、大きな季節移動をしないため行動範囲がそんなに広くないと言われています。
この白っぽい子は、2015年冬から2016年春にかけてほぼ同じ場所で行く度に見かけていました。きびしい冬を越えて「お、元気にしてる?」と出迎えてくれたようでうれしかったのを覚えています。
かわいいと言いつつも、野生動物なので、容易に近づかないで
昨年の秋に悲しいニュースが流れました。くくり罠に錯誤捕獲されたカモシカを放獣しようとした男性が死亡したというニュースです。
罠にかかったカモシカ外そうとして…角で太ももを刺された男性(70)死亡 愛知県新城市
名古屋テレビ放送:メーテレさんより引用
https://www.nagoyatv.com/news/?id=002951
本来、野生動物は警戒心が強く無駄な争いを避けるため、人に対して攻撃的な動物はほとんどいないはずです。このニュースの件では、罠にかかり逃げられないため攻撃に転じたのだろうと思います。
カモシカは雌雄ともに角をもっています。必要以上に怖がることはありませんが、かわいいとは言え野生動物です。見かけた時は静かに一定の距離を保って見守ってください。
上記ニュースを探そうとして「カモシカ 罠」で検索したら錯誤捕獲の論文が出てきました。
シカ用くくり罠による錯誤捕獲がカモシカに与える影響
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pronatura/29/0/29_103/_pdf/-char/ja
狩猟をするものとしてはいろいろ思うこともあり、もっと勉強が必要だなぁと思いました。
まとめ:カモシカはかわいいだけじゃなかった
カモシカの魅力について語るつもりが、カモシカが直面している課題にぶちあたりました。野生動物の問題は「風が吹けば桶屋が儲かる」のように、思いもよらない場所に影響が出ることがあり、ひとつの側面からではなく多方面から対策を考える必要があります。
いろんな方向から興味を持ってくれる人が増えたらいいな。
…結局、タイトルとは違う方向に着地しましたが、自然に興味を持ってくれる人が増えてほしいという大きな目的からはそれていないのでよしとします。
おまけ:興味関心を持つ人が増えるとうれしい
大学で野生動物のことを学んで、新卒就職した場所も野生動物関連のところでした。でも、課題が大きすぎて私には背負う自信がなく、逃げるように離れた経緯があります。
研究者にも第一線で課題に向き合う人にもなれなかった私にできることは「こういう世界があります」と伝えること、かなと思っています。
どうしたらいいかの答えなんて簡単には出せないから、いろんな立場の人が立ち止まって考えるきっかけになればうれしい。
だから、ちょっとかじった程度ですが自然の楽しみ方とか、狩猟のこととか私なりの視点でこれからも発信していきたいと思います。
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