狩猟の始め方:狩猟免許・銃の所持許可、必要なもの取り方まとめ
狩猟をはじめたいけど何から手をつけていいかわからない…という方のために、流れをまとめました!
必要な資格・登録は主に3つ!
(罠・網猟を行う場合は銃の所持許可はいりません)
狩猟免許取得
どんな猟をしたいか?で免許の種類を決める
種類は4タイプ…第一種銃猟・わな猟を取るのが一般的
銃猟の特徴 | |
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メリット | デメリット |
・獲物を選べる ・時間に融通が利く | ・道具にお金がかかる ・警察への申請が必要 |
【 銃を使った猟をしたい場合 】第一種銃猟免許(火薬を使う銃+空気銃を使える)がおすすめ。空気銃しか使わない場合は第二種銃猟免許でもいいけど、のちのち装薬銃を使いたくなった場合に免許を取り直さなければいけない。
わな猟の特徴 | |
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メリット | デメリット |
・申請の手間が少ない ・比較的道具が安い ・比較的捕獲のチャンスが多い | ・毎日見回りをしなければならない ・獲物を選べない ・錯誤捕獲の放獣は危険を伴う ・止め差しはどうする? |
【 わなを使った猟をしたい場合 】畑を荒らす狩猟鳥獣を捕まえたい、まずは安い料金ではじめたいという人は、わな猟免許がおすすめ。
申し込み
住んでいる都道府県に申請をします。
各都道府県で受付窓口や申し込み方法が違うので、「狩猟免許 ○○県」などで検索して調べてみてください。
※事前に予備講習会を実施しているので、参加して雰囲気をつかんでおきましょう(この予備校集会も都道府県によって料金がさまざまです…)
試験は1日で終了、後日郵送で合否の連絡が来ます。
料金
料金は…1種類のみだと5200円。
2種類の場合は5200円+3900円。
3種類では5200円+3900円+3900円です。
更新
3年おきに更新が必要…
更新は講習(座学)と適性検査(簡単な視力検査と屈伸・グーパーができるか、呼びかけに返事ができるかなど)を1日で行います。免許の有効期限を過ぎないように注意!更新手数料:1種につき2900円ほど。
銃の所持許可
猟銃を所持するには、警察への申請が必要です。
試験1回で終わる狩猟免許と違って、何度も警察に足を運ぶ必要があり申請にはだいたい半年ほどかかります。
狩猟者登録
出猟する年に都道府県ごとに申請(第1種16500円+手数料1800円)
損害保険の加入(ハンター保険)が必要。
猟友会に入るかどうか
猟友会に入れば保険の加入や申請手続きをまとめてやってくれるので、猟友会の会費はかかりますがとても楽です(会費は猟友会の支部ごとにまちまちのようです…)
そのほかにも、有害駆除に参加できるようになったり、先輩方とのつながりができたり、猟友会に入るメリットは多いです。その反面、地区ごとに猟友会の運営方法がばらばらなので、先輩猟師さんと馬が合わないのでやめてしまう方もいるようです。
狩猟者登録記章&登録証が届く
狩猟者登録を行うと、狩猟者記章と狩猟者登録書が届きます。記章というので腕にするバンドみたいなのを想像していましたが、バッチのことでした(よくみると各都道府県ごとにデザインが微妙に異なる)猟に出たときは必ず持ち歩かないといけません。
免許取得の前に…
狩猟の様子をいちど体験してみるといいかもしれません。
「獲物を撃つ」だけではなくその後の「回収」「解体」「残滓の処理」「肉の処理」「料理」「おいしくいただく」一連を含めて狩猟だと思います。
シカやイノシシなど大型獣の場合、解体では血がたくさん出ますし、においもあるし、内蔵を取り出したりグロテスクな部分もあります。お肉として食べる部分以外の皮や骨・内蔵などは残滓-ざんし-と言われ、量がおおいので簡単に燃えるゴミに出せません(ゴミとするのであれば産業廃棄物あつかいになるようです)
狩猟をやってみていちばんしんどかったのは、一発で仕留められなかった獲物のとどめを刺すことでした。
免許取得の前に精神的に、肉体的に耐えられうだろうか…?というのを試してみる・調べてみるというのが大切な気がします。
まとめ
狩猟をはじめるには…狩猟免許が必要で銃猟をする場合は銃の所持許可を警察に通って取得、各都道府県へ狩猟者登録をすれば出猟可能になります。
まずは免許取得の前に、具体的にどんな猟をしたいのか、今のライフスタイルに合うのかを調べて見てくださいね。
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