2025-08-31
ジビエレザー(シカ革)15-20211105グリーン
【ハンドメイド記録】「革」は「皮」で、もともと「いきもの」。いきものからレザーに変わる過程をまとめました。
※一部生々しい写真があるので、苦手な方は閲覧をひかえてください。
2021年11月5日
紅葉が終盤、ナラやカラマツで山が黄金色に染まる11月上旬、もふもふの冬毛があたたかそうな成獣のメスジカがくくり罠にかかりました。


猟期がはじまる少し前なので、有害捕獲です。猟友会がくくり罠で捕獲、みんなで解体しました。
各地域で異なりますが、私が所属する地域の猟友会は有害駆除の期間はみんなでワナを設置、見回りは当番制、何かかかるとみんなで回収に行きます。有害駆除だと、解体せずに処理してしまうことがほとんどですが、おいしそうな場合はみんなで解体し、お肉を分けて持ち帰ります。
冷凍保存後、12月14日に毛皮の処理を行いました。

なめし業者に送る前に余分な脂や肉を落とします。

みんなで解体したので、たくさん穴があいてます…腹回りは特にナイフの跡が残りやすい。

一晩屋外で水を切る(朝は氷点下になるので若干パリパリ)。

送料がかかるので、なるべく複数枚で業者へ送りたい…すぐ獲れるかな~と高をくくっていたらなかなか獲れず。久しぶりに獲れた皮と一緒になめし業者さんへ。グリーンに染色してもらい、無事届きました!



▼皮とくらべても同じ場所にナイフの跡や穴があいてます


業者さんの方で、他の皮と混ざらないように穴を開けて区別しているようです。

表面のキズは少ない、うすすぎず厚すぎないちょうどいい厚み。

切り出しの様子…



ブックカバー作製の様子…


15-20211105シカ革:グリーンを使った作品はこちら…





(作品は随時更新予定)
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